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株式投資と聞くと「値上がり益(キャピタルゲイン)」をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、日本の個人投資家に特に人気なのが株主優待と配当金です。
これらは、株を保有しているだけで得られる“インカムゲイン”であり、長期投資と非常に相性が良い仕組みです。
今回は株主優待と配当金の基本的な仕組みやそれぞれのメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。
本記事の内容
株主優待と配当金を知れる
株主優待と配当金のメリット・デメリットを知れる
株主優待とは?
まずそもそも株主優待とはなんなのでしょうか?
なんとなく言葉自体は聞いたことがある人は多いと思いますがしっかりと意味を理解しましょう。
株主優待の基本
株主優待とは、企業が株主に対して自社の商品やサービス、割引券などを提供する制度です。
主に日本企業で広く採用されており、海外ではあまり見られない日本独自の文化とも言われています。
多くの場合、100株以上保有や一定の保有期間(半年・1年以上など)といった条件を満たすことで受け取れます。
株主優待の代表例
株主優待の内容は企業によって様々です。
例として以下のようなものが挙げられます。
- 外食チェーン:食事券、割引券
- 小売業:自社商品、商品券
- 鉄道会社:乗車券、割引パス
- 食品メーカー:自社製品詰め合わせ
日常生活で使えるものが多く、「投資しながら生活費を節約できる」点が魅力です。
株主優待のメリット・デメリット
次に株主優待のメリットとデメリットを紹介していきます。
株主優待のメリット
① 投資の楽しさを実感しやすい
優待品が届くことで、株式投資の成果を目に見えて感じられ、モチベーション維持にもつながります。
② 利回りが高くなる場合がある
株価に対して優待価値が高い銘柄では、配当と合わせて高利回りになるケースもあります。
③ 長期保有を促される
保有期間条件がある銘柄は、自然と長期投資になりやすく、短期売買の失敗を防ぐ効果もあります。
株主優待のデメリット
① 優待の改悪・廃止リスク
業績悪化などにより、突然優待が廃止されることもあります。株価下落につながる場合もあるため注意が必要です。
② 実用性に個人差がある
自分にとって使わない優待だと、実質的な価値は低くなります。
③ 海外投資では期待できない
日本株特有の制度なので、海外株中心の投資家には向きません。
配当金とは?
次に配当金について解説していきます。
配当金の基本
配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に現金で還元するものです。
1株あたり〇円と決められており、保有株数に応じて受け取れます。
例えば、1株配当50円で100株保有しているの場合、年間5,000円の配当金を受け取れます。
これが配当金の基本になります。
配当金の支払いタイミング
多くの日本企業は、年1回もしくは年2回(中間配当・期末配当)のいずれかで配当を支払います。
株を保有していれば自動で入金されるため投資家自らなにかすることはありません。
配当金のメリット・デメリット
次に配当金のメリットとデメリットを紹介していきます。
配当金のメリット
① 現金収入として自由に使える
優待と違い、使い道が限定されません。再投資に回すことも可能です。
② 長期保有と相性が良い
株価の上下に関係なく、継続的な収入が期待できます。
③ 高配当株は老後資金と相性が良い
株式を持っているだけで配当金が受け取れるので将来の生活費補填として、配当収入を目的に投資する人も増えています。
配当金のデメリット
① 減配・無配のリスク
業績悪化により、配当が減ったりゼロになることもあります。
② 税金がかかる
配当金には約20%の税金がかかります。
③ 成長企業は配当が少ない場合がある
成長重視の企業は、利益を事業拡大に回すため配当を出さないこともあります。
株主優待と配当金、どちらを重視すべき?
では株主優待と配当金どちらを重視して投資していくべきなのでしょうか?
それは投資する人がなんのために投資をしているかで変わってきます。
株主優待が向いている人
以下に当てはまる人は株主優待を目的として投資する方に向いています。
- 投資初心者
- 投資を楽しみながら続けたい人
- 生活費の節約につなげたい人
- 日本株中心で投資したい人
配当金が向いている人
以下に当てはまる人は配当金を目的に投資する方に向いています。
- 安定収入を重視したい人
- 老後資金・不労所得を意識している人
- 海外株にも投資したい人
- シンプルな運用を好む人
実際には、「優待+配当」の両方を狙う投資家も多く、バランスよく組み合わせるのがおすすめです。
まとめ
株主優待と配当金は、株式投資をより身近で魅力的なものにしてくれます。
特に日本株投資では、この2つを上手に活用することで、投資の継続性や安定した収益を高めることが可能です。
まずは、自分のライフスタイルや投資目的に合った銘柄を選び、無理のない範囲で長期投資を始めてみましょう。