目次

投資信託では運用方針の違いからインデックスファンドとアクティブファンドの2つに分けられます。
今回はその2つの違いや選び方などを解説していきます。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
まずインデックスファンドとアクティブファンドの違いについて解説していきます。
結論、この2つの大きな違いは「運用方針の違い」です。
では一体どのような運用方針の違いがあるのでしょう?
インデックスファンドとは
まず前項でこの2つの大きな違いは運用方針の違いと述べました。これはつまりどこに投資するかが違うということです。
インデックスファンドは株価指数に連動する投資先に投資します。
例えば日本で言えば日経平均株価やTOPIXなどのことを指します。
この投資は株価の上がり下がりがわかりやすいという特徴があります。
例えばあなたが日経平均株価に投資していたとしましょう。
毎日ニュースで日経平均株価が上がった下がったなど報道しています。
もし上がっていたらあなたの投資しているファンドは上昇しています。といったように株価が見えやすく初心者の方におすすめです。
株価指数を一部紹介
| 国 | 株価指数 | 対象銘柄 |
| 日本 | 日経平均株価 | 東京証券取引所プライム市場などに上場する「225銘柄」 |
| 日本 | TOPIX | 東証に上場する 日本企業の全普通株(約2,000銘柄以上) |
| 日本 | JPX日経400 | 東証上場企業のうち、財務の健全性・利益率・株主還元に優れた約400銘柄 |
| 米国 | NYダウ | アメリカを代表する優良企業30社 |
| 米国 | NASDAQ | NASDAQ市場に上場する全銘柄 |
| 米国 | S&P500 | アメリカの代表的な上場企業500社 |
| メキシコ | メキシコ・ボルサ指数 | メキシコ証券取引所の主要 35銘柄 |
| 中国 | 上海総合 | 上海証券取引所に上場する 全銘柄 |
| 香港 | ハンセン指数 | 香港証券取引所の主要 50銘柄前後 |
アクティブファンドとは
次にアクティブファンドですがこれは株価指数を上回るリターンを目指すファンドです。
ファンドマネージャーが企業をリサーチして値上がりが期待できる銘柄に投資するというものです。
インデックスファンドは株価指数と連動するので日経平均株価が上昇すれば自分が投資しているファンドは上がっているとわかりやすいですがアクティブファンドは株価指数と連動した投資先に投資しているわけではないので日経平均株価が上昇しても必ずしも上昇するというわけではありません。
インデックスファンドとアクティブファンドを表で比較
言葉だけではすぐに理解するのは難しいと思います。
違いと一目でわかるように表でまとめましたのでこれをみてインデックスファンドとアクティブファンドの違いを覚えましょう!
| 項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
| 目的 | 株価指数と同じ動きを目指す | 株価指数より高いリターンを狙う |
| 運用 | パッシブ運用(指数に連動) | ファンドマネージャーが銘柄を選別して運用 |
| 手数料 | 低い(年0.1%前後が多い) | 高い(年1%以上もある) |
| リスク | 低い(市場と同程度のリスク) | 高い(ファンドマネージャーの判断に依存するため株価指数よりも値動きが大きくなる) |
| リターンの傾向 | 株価指数とほぼ同じ | 株価指数を上回る時もあるが、下回ることも多い |
| 向いている人 | 長期で安定的に増やしたい人 | 平均以上のリターンを狙いたい人 |
インデックスファンドとアクティブファンドのメリット・デメリット
次にインデックスファンドとアクティブファンドのメリット・デメリットを解説していきます。
メリットとデメリットをしっかりと理解してそのファンドに投資するようにしましょう!
インデックスファンドのメリット
まずはインデックスファンドのメリットを紹介していきます。
インデックスファンドのメリットは大きく分けて4つあります。
低コストで運用できる
インデックスファンドは市場全体に連動するだけなのでファンドマネージャーが頻繁に売買する必要がなく、投信報酬が低いのが特徴です。
そのため低コストで運用することができます。
分散効果が高い
1つの企業の投資するわけではなく100~500社以上をまとめて購入するため1社の株価が下がっても影響は小さくなるためリスクヘッジができます。
長期で市場平均のリターンを狙える
インデックス(市場全体)は、短期では上下しても長期的には世界経済の成長に合わせて上がりやすい傾向があります。
なので長期目線で見ると大きなリターンが期待できます。
投資の予測が不要で初心者でも始めやすい
個別株などを運用する場合はどの銘柄を購入するかを自分で選ばいないといけませんがインデックスファンドでは市場全体に投資していくので企業の分析などがいらず自分で投資先を選ぶ必要がないので初心者の方でも始めやすいです。
インデックスファンドのデメリット
次にインデックスファンドのデメリットになります。
こちらは大きく分けて4つあります。
大きなリターンを狙いにくい
インデックスは市場平均に連動するため、平均点以上の成績は基本的に出せないというデメリットがあります。
個別株やアクティブファンドのように“爆発的に伸びる銘柄”を狙うことはできないということになります。
市場全体が下がると同じように下がる
インデックスは株価指数をそのまま反映するので「リーマンショック」や「コロナショック」のように市場が下落すると一緒に大きく下がってしまいます。
◯◯ショックなどで市場が下落しても長期目線で見れば株価は下落前の水準に戻っています。
なので長期投資をする方であればそこまで恐れる必要はありません。
短期では大きく増えにくい
インデックスは基本的に長期でゆっくり増える投資なので「1年後に資産が倍になる」といったことはありません。
なので1~2年で急成長したいと思っている方には向きません。
値動きが“つまらない”と感じる人も多い
株価指数が一気に上ることは基本的にはありません。
例えば日経平均株価が急に1万円上がることはありません。
そのため上下の振れ幅が小さく、派手な値動きもないため短期売買を楽しみたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
アクティブファンドのメリット
次にアクティブファンドのメリットを解説していきます。
こちらは大きく分けてつあります。
市場平均以上のリターンを狙える
アクティブファンドの最大の魅力とも言えますが市場平均(インデックス)以上のリターンを狙えるということです。
プロが戦略的に銘柄を選定するためインデックスを超える成果が出る可能性があります。
下落相場でも柔軟に対応できる
アクティブファンドでは下落局面である場合にファンドマネージャーが状況に応じて対応していくため市場全体が下がっていても自分の資産は守られるということになります。
特定テーマや成長分野に集中投資できる
株価指数に投資するインデックスファンドとは違い伸びそうなテーマに投資するということができます。
例えば「AI」「ロボティクス」「小型成長株」など今は割安圏内にいるけど数年後株価が何倍にもなる可能性のある銘柄に投資することができます。
厳選した銘柄で運用される
投資のプロであるファンドマネージャが日々、「企業の財務状況」「業界の将来性」「景気や金利の動向」などの情報を収集してその情報に基づいて投資します。
そのため自分たちでは分析できないところまで情報を分析し厳選した銘柄で運用してくれます。
アクティブファンドのデメリット
次にアクティブファンドのデメリットになります。
こちらは大きく分けて3つあります。
コストが高い
インデックスとは違い銘柄分析や調査を行うため信託報酬がインデックスファンドより高くなりがちです。
長期投資ではこの信託報酬の差がリターンに大きく影響します。
市場平均に勝てないことが多い
株価指数を上回るリターンを狙う運用ですが実際多くのアクティブファンドが株価指数を上回るリターンを出せていないというデータがあります。
特に長期投資になればなるほど株価指数を上回るリターンを出し続けるのは難しいです。
ファンドマネージャーの実力次第で結果が大きく変わる
アクティブファンドはファンドマネージャーの判断・能力・経験で成果が大きく左右されてしまいます。
調子が良い年もあれば悪い年もありリターンが安定しないという点があります。
インデックスファンドとアクティブファンドの選び方
次は結局インデックスファンド、アクティブファンドどっちにしたらいいのか?について解説していきます。
自分はどういった投資をしたいのかしっかり考えてから投資するようにしましょう。
インデックスファンドが向いている人
まずインデックスファンドが向いている人の特徴を解説していきます。
投資経験が浅い初心者
インデックスファンドは株価指数に投資するため分散投資になります。
なので1つの会社に依存するわけではないのでローリスクで運用することができます。
そして個別株に投資するわけではないので企業分析をする必要がなくファンドにまかせてほったらかしで運用できます。
なので難しいことがよくわからないという方でもやりやすい投資方法です。
長期的に資産形成したい人
インデックスファンドは長期的に見ると右肩上がりになりやすい傾向です。
そのため積立との相性がよく10年~20年のスパンで投資を考えている人は向いていると言えます。
コストを抑えたい人
インデックスファンドはアクティブファンドより運用コストが圧倒的に安く手元に残るリターンが増えやすいです。
極力コストを抑えたいと考える人には向いています。
アクティブファンドが向いている人
次にアクティブファンドが向いている人の特徴を解説していきます。
市場平均以上のリターンを狙いたい人
「TOPIXやS&P500などの市場平均では物足りない」「もっと高いリターンを狙いたい」という人に向いていると言えます。
手数料が高くても成果を重視する人
アクティブファンドは手数料(コスト)が高いですが「成果が出ているならOK」「ファンドマネージャーへの対価」として理解できる人に向いています。
プロの運用力を活かしたい人
自分で企業分析をする時間がないがでも市場平均より良い成果を出したいからプロのファンドマネージャーに投資をしてもらいたいと思う人に向いています。
まとめ
今回はインデックスファンドとアクティブファンドの違いなどについて解説させていただきました。
それぞれ特徴がありメリット・デメリットがあります。
自分がどういった投資をしたいのかしっかりと考えて選ぶようにしましょう。
インデックスファンド→株価指数に連動する投資先に投資するファンド
アクティブファンド→株価指数を上回るリターンを目指すファンド